2011年3月 |
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2011年 3月
この度、地震・津波などで犠牲になられた方々に深くお悔やみ申し上げます。
在住が広島県と遠いですが、これ以上死人が極力増えないように注意深く行動し、共に生きていきましょう。
広島のスーパーでも、非常食が品薄になっていましたが、遠方にいる人としては、まずは燃料を買い占めないことのようです。
危機管理として第一なのは、パニックにならないことです。
今後の人生でも皆さんに危機が訪れるかもしれませんが、パニックになれば本人の生存率が大きく下がる上に、特に周りの人の生存率まで下げることになるので、深呼吸して心を落ち着かせましょう。
とっさに身を守ることが重要と言われていますが、訓練でもしていないと無理なことも多いので、心を落ち着かせるて状況把握に努めることが重要になってきます。
ここ数日中に起きうることで最悪なのは、原発があれになってしまうことでしょうが、そんなときでもパニックになってはいけません。今のうちに出来ることは、こちらでも読んで予習しておくことくらいですが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%96%E3%82%A4%E3%83%AA%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%BA%8B%E6%95%85
お勧めしませんが、逃亡すると言う人はのたれ死なないよう、回りの迷惑にならないようにしっかり準備しましょう。お勧めしない理由は逃亡資金についてです。資金がないのに逃亡すれば、のたれ死にが待っています。関西方面につてがあるなら、疎開するほうが身は安全ですし、必需品の需要が減って社会貢献できます。しかし、職責があるなら持ち場を離れるかしっかり考えて周囲と相談しなければなりません。(関東電力・東北電力管轄区域在住の無職・主婦・学生などの方でつてがある方は、疎開したほうが必需品の需要を減らすことができると言う点で、社会貢献になると思います)
避難指示が出れば、話は別(最低限を政府が保証することになる)なので、区域在住の方は落ち着いて整然と避難しましょう。
さて、このたびの地震について私見を書いておきます。
テレビでは1000年に一度の大地震と言っていました。869年にこの地方で起きたとされる地震でも推定M8.4で今回の地震より随分小さいですし、東海・南海・東南海連動型で最大とされる1707年宝永地震も推定M8.6ですので、日本での有史以来・最大の地震と言えます。
地質学的には、北米プレートと太平洋プレートの境界域における海溝型地震となるようです。まあ、プレートの境界がどこにあるかは証明しようがないようですがそれはさていて。太平洋プレートは海嶺が活発なため、日本では釧路沖から房総沖に至るまで、いつ海溝型地震が起きてもおかしくないようです。30年周期とか言っても当てにはならないです。
今回の地震では、三陸沖から茨城沖まで400kmが連動したと言っていますね。海溝型地震は連動することがあるということは分かっていたことなので、想定外というのは空しい言い訳になってきますね。今後は釧路沖から房総沖が全て連動するM9中盤クラスの世界最大級地震を想定した防災対策が必要になるんですかね。
南のほうでも、フィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界域による東海・東南海・南海連動型地震の発生が(将来的に)予想されているのでこれから引っ越す人は注意しましょう。今回動いていない房総沖(千葉県)等は動く確率が高くなっているはず(2004年スマトラ島沖地震M9.1では、3ヵ月後にM8.6、3年後にM8.5が起こっている)なので引っ越す人は注意。
江戸時代初期の海岸線から1km付近までは津波の危険がかなり高いです。太平洋岸に住むなら、海抜20m以上相当のところに住むことで生存率が上がるようです。東海地方を歩いて感じましたが、古い町は一つ山を中に入ったところに多くあって、旧道がこれを結んでいます。海沿いにある宿場では津波でこの辺りまで壊滅したと言う話が必ず出てきます。海沿いは危険で住めないということですかね。
借家暮らしなら、地震のときに死ぬのはもう仕方ないと思うしかなくて、その後に来る津波と火事は、落ち着いて行動すれば助かる可能性高いです。しっかり落ち着きましょうってことで。
報道での「安否不明」について
自治体によって、「安否不明」の集計が違うように思える。岩手県・宮城県の一部市町村のみが出しているけど、他の県や市町村はどうなんだろうとずっと思っている。だが、そのような報道を聞かない。杞憂ならよいのだが。。。
地震についてはこれくらいにして、危機管理についてもう少々。
日本では言霊信仰というのがあるらしく、最悪の想定と言うのをしない傾向がありますが、危機管理からするとナンセンスです。
事態を呆然と眺めて、好転させるチャンスを全くつかもうともしないのは自殺行為と言うのです。
そのくせ、無駄に品質が高く格好いい物づくりをしようとするひとが多いです。
海外では最悪の想定することは常識ですし、狡猾に利用するやからも多いです。
不安にならないために、不安になることを考えないようにする人と、不安にならないために、しっかり準備をしておく人と、どちらが生き残るのか、どちらが周囲から信頼を得られるのか、考えるとすぐ分かるはずです。
これを機に、なにをするにも最悪の想定をした準備をすることを心がけてもらいたいものです。
品質を保つことも重要ですが、事態を悪化させないための手順をしっかり作っておくことです。
想定しないことが起きたら、しっかり落ち着いて状況把握に努め、自分で対処できなければ、然るべき人に報告し指示を仰ぎましょう。
それともう一つ。
危機のときに、ここぞとばかりに政治主張を繰り返す政治家は社会の無駄。 |
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ここから買ってくれると助かるのですが。
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